[シドニー-11日]上院を通過した中絶ピルRU486使用を容認する法案は下院でもかなりの支持者がいることが新聞社の調査で明らかとなった。
それによれば、下院議員150人のうち63人は同ピル使用を容認、一方、反対する議員は27人、残りの60人は未決定あるいは未回答だった。
これに対しトニー・アボット厚生相は、週末を利用して、法案通過に”待った”をかけるべく積極的に各議員の説得にまわる予定。医学的な意味合いより、政治的な駆け引きが結果を左右すると見られている。