今回はことし最後のデスカフェということもあってか、男性3名、女性8名の11名もの方たちが集まってくださいました!!
今回はとにかくリタイアメントについてお聴きしたい・・・ジャムズに毎回ブログも書いて大体の内容を報告していますが、多くの日本人永住者にとって非常に興味のある内容でしょう・・・。ということで、本日のテーマは、
1 何歳でどういうタイミングでリタイアしましたか?
2 リタイアへの適応はどうでしかた?
3 リタイアメントを楽しく過ごすポイントや、人生にとっての意味は?
このようなことについて話してください、と設定いたしました。
みなさんお一人お一人に約3分ずつお話いただき、アラームを持ってあと1分でまとめてくださいとお知らせし、そのあとに質疑応答の時間を設けました。やっているうちに、これはなんだか私も経験している学会発表のようだな〜と思いました!!この設定のおかげで、ミーティングが構造化し、11名という大人数にもかかわらず、今回はほとんど全員で、ずっとどなたかのお話を聴き、話し合うことができました!みなさんのテンションも高くて、会のめりはりがありました!
一名、日本人永住者リタイア組ではないお若い学生さんが、興味があると出席してくださっており、その方も日本人永住者の人生やリタイアの話を興味ぶかく聴いてくださいました。
以下はプライバシーがわかりにくいように脚色してまとめました。
1 引退はすべきでない。一生現役でいるべき。その前は店を数軒やっていた。その時はいっぱいいっぱいで、もう解放されたかった。
2 しかしその後ポッカリしてしまった。
3 一生走り続ける方が良い。運動をして、パズルなどもして。自分でハンドルできる限りのことを何かやっていた方が良い。良いパートナーがいれば良い。<一生走る内容は仕事でなくても良い?>それは人によって、ボランティア活動でも趣味でも。
1 退職するタイミングは、会社にそう勧められた。体の調子もあり。
2 リタイアしてから、落ち込んだ。時間がたくさんあって。子どもたちは自分たちの生活が忙しく、あまり来たくはないみたい。ペンションをもらいはじめるために、センターリンクへの書類の準備が大変だった。
3 リタイアメントの意味は、あらためて自分が人生で何をして来たか、よく考えるための時期でもある。
<リタイアメント豆知識>
* 持ち家をのぞいて、580.000ドル以上の資産があると、この国でペンションはもらえない。
* センターリンクのペンションの決まりでは、子どもにお金をあげられるのは子ども全員で5年間で30.000ドルまで。子どもにお金をあげるのは、センターリンクにペンションをアプライする前にすると良いかも・・・。ペンションにアプライのときに、3ヶ月間のバンクステイトメントを出して、と言われた。
* ペンションをもらうようになる前に、センターリンクに行ったりサイトをよく読んで、まずすべての情報収集をすると良い。<誰か教えてくれる人は?ファイナンシャル・プランナーとか?>FPは教えてくれない。自分で上の方法で情報収集した。
* ペンション支給年齢は65歳6ヶ月の誕生日あとから。支給開始のタイミングが、どんどん後ずさっている。今のひとは70歳からではないだろうか?
1.60歳でいつ仕事をやめようか考え始めた。体力仕事だったので。62歳からペンションをもらえると思っていて退職したら、65歳半歳からの支給だった!!
2.引退後、一年くらいは楽しかった。続いた趣味は、仕事していた時からやっていた趣味だけだった。つまらなくなって、3軒くらいバイトした。やっぱりこころに穴が空いたようになった。体力も落ちていくし、それが自分が徐々に受け入れなければならないことだと思った。今はボランティアをしようかと、ちょこちょこやっている。あっているボランティアであることが大事。ボランティアをするのは自分のため。このいろんな状態が徐々に細くなっていくのだろうな、とは思う。気持ち良い方と接していく。若いお友だちもいるし、相談されたときにあげるものも多いが、受けるものも多い。<ずっとやっている趣味とは?>和楽器演奏と水泳とコーラス。健康も少しずつ引き伸ばしていく。
<リタイアメント豆知識>
*ペンションの支給時期はだんだんと後ずさっているので、現在の支給時期をよく調べてからリタイアを考えると良い。
* 楽器演奏は、目を使って手指を動かしボケ防止にも良い!
* ペンションの総額は、2週間で大体1100ドルくらい。資産などによって、下がってくる。日本の国民年金は月に64000円くらいなど。
1 60歳で主人の具合が悪かったので、仕事をやめた。
2 その後海外に旅行に行ったりしていて、主人が亡くなった。仕事はフルでなくても、週に1、2回でも続けた方がよかったと思う。今は週に3、4回ジムに行っている。リタイアしたらとにかく旅行をしたかった。
3 普通に暮らせれば良い。旅行をしたい。
1 仕事がきつかったのでやめて、そのまま今にいたっている。
3 ただ仕事をしていないと、生きる動機が少ない。仕事をしたら良いのか、ボランティア活動などで良いのか、いま考えている。仕事をしていた時は働きすぎでとてもきつくて、やめた時はよかった。趣味は読書くらいで。ひとのためになることが良い。
1 数十年、店を経営していた。仕事に関してはすごく面白かった。辞めるときは、かっこよくやめたいと思った。おかげさまで体は健康だった。店の経営は、普段会えないような人に会える貴重な経験だった。
2 引退したことに関しては悔いなし。遊びも一生懸命。ただリタイアしてからは夜9時半などに出かけらない。それがちょっと。
3 仕事をやってたときは、体によかったと思う。引退してからは、やっていた店に週に一回くらい行く。それまでに駅から歩くときにいろんな店にハーイと声をかけて、お茶飲んだり。人間あれが欲しいな、あれをしたいなというときの方が良い。今はそれはあんまりなくて・・・客船に乗りたかった。この間短かいのに乗ったけど、面白くないことなかったけど・・・健康に気をつけて。毎日楽しく。
<リタイアメント豆知識>
* 料理をするとボケ防止に良い。必要な材料や段取りを考えて、作りあげなければならないので、総合的な能力がきたえられる。
1 60〜65歳くらいでリタイアを考えはじめる。ペンションが開始される年齢でリタイアする方も。現在の支給時期をよく調べらる。
2 ペンション開始前にいろいろ調べて、財産についてうまく立ち回ることも手かも。
3 仕事は全面的に辞めず、週に1〜2回でも続けておくと充実感が得られるかもしれない。
4 引退後は時間がたっぷりあって、ペースをつかむまで持て余し、気持ちもぽっかりしがち。
5 仕事がないと、生きる動機が感じられにくい。仕事かボランティアか趣味か、自分でハンドルできる程度のものをやっていた方が良い。
6 趣味は引退後いきなりはじめても、長続きしにくいこともある。引退前からやって続けておくと良い。
7 引退後はとにかく、旅行がしたい!
8 引退後は時間があって、それまで過ごしたきた人生をリビューして総括する時期。
それぞれの方のリタイアメントの実感を、お一人お一人お聴きすることができました。まだリタイアはしていない世話役にも、リタイア後の話や終活をお聴きできる機会で、とっても役に立っています。
いつか来るリタイアへの適応方法を今からいろいろ考えます。今すでにその時期を生きていらっしゃる方たちの実像は、自分のリタイアも想像する上で役立ちます。
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